えぞえ消化器内視鏡クリニック 
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食道の病気、
胃・十二指腸の病気と症状

食道の病気

食道は、喉と胃をつなぐ器官です。食道そのものには食べ物を消化したり栄養を吸収する機能はありません。
食道の上部には上部食道括約筋が、下部には下部食道括約筋があり、食べたり飲んだりしたものが逆流してくることを防いでいます。

逆流性食道炎

逆流性食道炎加齢、肥満、食生活の偏り、飲みすぎ、姿勢など、さまざまな原因によって胃酸の分泌が過剰になったり下部食道括約筋の逆流防止機能が低下したりすることで、胃酸や胃の内容物が食道に逆流して食道粘膜に炎症を起こす病気です。
胸焼け、吐き気、喉の辺りの酸っぱさ、胸の違和感、原因が分からない咳などの症状を引き起こします。胃内視鏡検査で診断することができます。

食道がん

  • 食道がん01
  • 食道がん

食道粘膜内の細胞が、悪性腫瘍化すると食道がんになります。通常、初期の段階では無症状ですが、胃内視鏡検査で発見することができます。
進行すると、喉が詰まる感覚、食べ物を食べるとしみるような感覚が現れます。さらに進行すると、咳、喉の痛み、出血、嗄声(声がれ)、体重減少、胸や背中の痛みといった症状を伴います。
食道の壁はきわめて薄く、胃や大腸の壁の一番外側には存在する「外膜」という硬い膜がないこと、食道の周辺には血管・リンパ組織が集中していることから、食道がんが周囲の臓器に直接浸潤したり、肺、骨、脳などへと遠隔転移したりすることも珍しくありません。
40代以降の方で、特にアルコールを多く接種される方や喫煙されている方は、定期的に検査を受け、早期発見に努めていただくことをおすすめします。

食道カンジダ症

食道カンジダ症カンジダという種類の真菌(カビの一種)が食道で増殖した結果、炎症を起こす疾患です。
無症状のケースも多い一方、喉が詰まったような感覚や食道の痛みを訴える患者様もいらっしゃいます。胃内視鏡検査で正確に発見することができます。
ただし、カンジダは通常の生活を送っていて感染することは稀です。糖尿病の方、ステロイド治療を受けている方など、免疫力が低下している方が感染するケースがよく見られます。
自然に治癒することもあり、経過観察が基本的な対応となりますが、症状がある場合には抗真菌薬で積極的に治療します。

食道裂孔ヘルニア

  • 食道裂孔ヘルニア01
  • 食道裂孔ヘルニア02

食道は横隔膜を貫通して胃につながっています。そしてこの貫通している穴が、食道裂孔です。
横隔膜の上が“胸腔”、横隔膜の下が“腹腔”となっていますが、本来腹腔にあるはずの胃の一部が胸腔へと飛び出てしまっている状態が「食道裂孔ヘルニア」です。
加齢、肥満、姿勢、喘息などによってお腹に圧力がかかることで起こると言われています。
自覚症状がない場合もありますが、逆流性食道炎を併発することも多いため、胸やけ、喉の詰まった感覚、喉の酸っぱい感覚、胃痛、食欲不振など、逆流性食道炎の症状が見られることもあります。
逆流性食道炎と併発した場合は、薬による治療を行います。また、症状が強く現れている場合には、手術を検討する必要もあります。

好酸球性食道炎

好酸球性食道炎アレルギーと同じ機序により起こる食道炎で、白血球の一種である好酸球が食道に集まり慢性的な炎症を起こす病気です。胃腸に炎症が起こった場合は好酸球性胃腸炎といいます。
アレルギーの原因となる食べ物は小麦、牛乳、大豆、卵などが考えられていますが、原因が特定できないことも少なくありません。もともとアレルギー体質の方に多い傾向があると言われています。
胸やけや食事が詰まるような症状で見つかることが多く、内視鏡所見と組織検査で診断が確定します。しかし、内視鏡医がこの病気を知らなければ、症状も内視鏡所見も逆流性食道炎に似ているため、逆流性食道炎として対応されてしまう事もあります。
現時点では明確な治療指針がない状態ですが、胃酸を抑える薬を内服するか、ステロイドによる対症療法を行うことになります。
最近消化器内科医の間でもよく認知されるようになっていますので、今後増えてくる疾患と考えられます。

胃・十二指腸の病気

萎縮性胃炎

萎縮性胃炎

  • 萎縮性胃炎01
  • 萎縮性胃炎02

腸上皮化生

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  • 腸上皮化生

長期間にわたって胃の粘膜の炎症(慢性胃炎)を放置していると、胃の粘膜が少しずつ萎縮という変化を起こしていきます。言い換えると「炎症の焼け跡」のようなものです。萎縮が進んだ粘膜には「腸上皮化生」という変化がでてくることも多く、そのような部位は胃がんの好発部位とされていますので、定期的な胃内視鏡検査が推奨されています。ほとんどのケースで、原因はピロリ菌感染による慢性胃炎であると言われています。
胸焼け、胃もたれ、膨満感、食欲不振などの症状を伴います。胃内視鏡検査によって、正確に診断することができます。
ピロリ菌感染が認められれば、除菌治療が有効になります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍01
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍02

ピロリ菌の感染、解熱鎮痛薬(NSAIDs)、暴飲暴食、ストレスなどによって、胃酸の刺激によって胃・十二指腸の粘膜が傷ついている状態です。
空腹時や食後の腹痛、腹部膨満感、黒い便(タール便)、貧血、疲労感、食欲不振などの症状を伴います。
ピロリ菌感染が確認された場合には、ピロリ菌の除菌治療が有効となります。
原因がピロリ菌以外にある場合には、胃酸の分泌を抑える薬、胃の粘膜を保護する薬、胃の働きを整える薬などを使用します。

胃ポリープ

胃の粘膜の一部が隆起して、イボ状になったものをすべてポリープと呼びます。胃ポリープのほとんどが良性のもので、その中でも頻度が高いのは、“胃底腺ポリープ”と“過形成ポリープ”です。

胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープがん化する可能性がほとんどないポリープです。ピロリ菌に未感染の健康な胃によく見られます。多発している場合も少なくありませんが、多発していても心配ない病変です。通常は切除をせず、経過観察に留めます。

過形成ポリープ

過形成ポリープがんになる可能性のある胃ポリープです。表面が赤く、光沢もあるため、健康な粘膜上で目立ちます。ピロリ菌感染が原因となっていることもありますので、ピロリ菌に感染している場合は、除菌治療を行います。
胃カメラによって切除することがあります。

胃腺腫

多くは良性ですが、がん化するものもあります。粘膜が萎縮した胃、ご高齢の方の胃によく見られます。
内視鏡を使って切除する場合もあります。

胃がん

  • 早期胃癌【早期胃がん】
  • 進行胃癌【進行胃がん】

日本人には多く見られるがんです。ピロリ菌感染に伴う慢性胃炎(萎縮性胃炎・腸上皮化生)を有する胃粘膜から発生することが多い病変です。
初期の段階では自覚症状がないことが多く、進行するに従って、胃の痛み、膨満感、食欲不振・体重減少などの症状が現れます。
胃内視鏡検査で発見することができます。

がん死亡予測(2018年)

がん死亡予測

参照:国立がん研究センター がん情報サービスより

胃粘膜下腫瘍

  • 胃粘膜下腫瘍01
  • 胃粘膜下腫瘍02

その名の通り、胃の粘膜より下層の組織に生じる腫瘍のことです。自覚症状はほとんどなく、胃カメラ検査などでたまたま発見されるケースが多くなっています。
大きなもの、また大きくなる傾向があるもの、形がゴツゴツしているものは、切除を検討する必要があります。

急性胃粘膜病変

胃アニサキス症

近年ニュースなどでも取り上げられることも増えた寄生虫「アニサキス」の感染です。アジ、サバ、カツオ、イカ、サンマなどの体内に寄生したアニサキスが、食事を通して胃に入ります。
アニサキスが胃粘膜に咬みつくと、強烈な痛みと同時に、吐き気、嘔吐などを引き起こします。胃内視鏡検査でアニサキスを取り除くことで、苦しかった症状がウソのように消失します。

  • 胃アニサキス症
  • 胃アニサキス症

胃粘膜のただれ、潰瘍、出血を伴う急性胃炎・急性胃潰瘍をまとめて「急性胃粘膜病変」と呼びます。
飲みすぎ、刺激物の摂り過ぎ、ストレス、過労、解熱鎮痛薬(NSAIDs)の服用、寄生虫感染などが原因だと考えられています。胸の痛み、吐き気、嘔吐、吐血などの症状を引き起こします。
胃内視鏡検査で適切に診断することができます。原因を除去・軽減しながら、胃酸の分泌を抑える薬、胃粘膜を修復する薬などを使用します。

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